山田節男の発言 (文教委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○山田節男君 今の山内次長からのお話を聞くと、行政協定によって設けられておる合同委員会、即ちジョイント・コミッティーのいろいろ意見を交換し、日本側の要求があった場合、これに対して一つの議事録と言いますか、ミニュート・ブックがない、メモ程度のものだ、これはちょっと私は常識をはずれていると思うのです。御承知のように日米安全保障条約に基く、またこれを裏づけておる日米行政協定の少くとも最高の合同委員会で日米の代表がいろいろ苦情処理機関とし、あるいは調整機関としておるものに議事録がないということは、これは私は非常に手落ちだと思うのです。ことに重要なそういう基地問題とか、そういう不動産、土地の接収、ことに教育機関を独立になって今日までいまだにこれを接収しているというようなことは、本当に何と言ってもあり得べからざることなんです。だからこれは、もう議事録というものは、今後ことに調達庁の関係においては、これは厳重に将来議事録を作成する、これは常識です。これをやらないということに私は、非常に調達庁にしても外務省にしても私はけしからぬと思う。それから、もう一つは、今まで調達庁としていろいろやられたことは労としますけれども、しかしこういうように教育機関を独立のなった今日も接収されていて、今日まで遷延しておる。これは調達庁としては主管庁として行政協定で言を左右にしてこれを控えている。先方に対してはアリソン大使、また日本の政府の、外務省なりが最高の折衝をすべきじゃないか、そういうことを今までやったことはなかったのかどうか、この二点。それからもう一つは、今六月の末前後には解除をすることを考慮するというような表現をしたというようなことをおっしゃるが、御承知のようにアメリカの予算は六月の末で終るわけです、向うでは。向うの予算が年度が変る前後において編成替をするかもしらぬ。そのときにおいて考慮しよう、これは私はまことに勝手気ままだと思うのです。普通の家屋にしても建物にしてもそうですけれども、ことに大学の施設を接収しておる。これは学校当局、学生とすれば、少くとも四月、三月の末にこれを解除すべき私は努力をしてしかるべきだと思う。しかるにそれを無視したように向うの予算年度の終り、年度末において解除することを考慮しようというような、これは私は何と申しましても日本の何といいますか、対米一辺倒的な劣等感を持った交渉だと思う。こういうふうに私は断ぜざるを得ないと思う。今までの長い間の交渉において、少くとも大学の学期の初めの四月初めまでにこれを返してくれという一つのデッド・ラインを引いて期限を付けて交渉されたことがあるのかどうか、こういう点を一つお示し願いたい。

発言情報

speech_id: 102215077X00819550531_051

発言者: 山田節男

speaker_id: 17379

日付: 1955-05-31

院: 参議院

会議名: 文教委員会