一萬田尚登の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(一萬田尚登君) 私もただいまの御意見と同じ心配をいたしておるものでありますが、大体この地方については、地方のあり方というものも本当に考えてみる必要がある。単に税の上ばかりからでもこれは解決が困難と思うのでありますが、しかし現状におきましては、それかといってこのままに放置されるべきものでもありませんので、御承知のようにずっと前から自由党の内閣におかれましても、地方に財源を上げるというまあ方向に進んでおるように私は理解をいたしておるのでありますが、私も今回の三十年度の予算におきましても、たとえば地方道路税というようなものを新設、創設しまして、そしてこれを地方に財源に差し上げる、こういうふうに考えて、なるべく地方に仕事が多くありますから、やはりこれに見合う財源が地方になくては、どうしても地方はやってゆけない、こういうふうに考えておる。ただ問題は、地方に仕事が多いから財源を上げるというのでありますが、その地方の仕事が多い、その多い仕事が果して適当なものであるか、ほんとうにやらなくてはならないものであるか、どうであるかということが非常に問題だと思う。この点を、従って非常に私は再検討する必要がある、こういうふうに考えております。こういう点を中央の財政から見ました場合には、たとえば中央から補助金を差し上げることによって、かえって地方の負担を軍からしめるというようなものも私はあるだろうと思うのです。こういうものを私はやはりやめたほうがよかろう、こういうふうな考えを持っておるのでありますが、これは私もできるだけその点については整理、あるいは整備、統合したい、こういうふうに思つております。こういうふうにして参りたい。
 御指摘の大きな赤字につきましてふは、これはまあ結局別個の処理方法を考える、このこと自体からすぐにさらに今後地方の財政をますます赤字のために窮況に陥る、これは防ぎたい、こういうふうに考えております。別個な会計、勘定に移していこう、こういうふうに考えております。

発言情報

speech_id: 102215261X00419550330_026

発言者: 一萬田尚登

speaker_id: 2003

日付: 1955-03-30

院: 参議院

会議名: 予算委員会