山本勝市の発言 (予算委員会)

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○山本(勝)委員 実は河野大臣に対して、農林大臣として米の統制をどうするのかということ、それから給与大臣として河野氏に対して、地域給制度をどうするつもりかということ、また同じく給与大臣として公務員の期末手当の増額が、地方財政及び経済界にいかなる影響を及ぼすと考えたかということ、さらに行政管理庁長官として予算局を内閣に創設する必要がどこにあるのかということなどについて質問を用意し、わざわざ出席を要求しておったのでありますけれども、しかしそれらの問題は通常国会の機会に譲ることにいたします。ほかに緊急に尋ねたいことが多いのに持ち時間が少いからであります。今日は主として太田自治庁長官と高碕経済企画庁長官とに私の質問を集中いたしたいと思うのであります。兼ねて大蔵大臣の所見も伺いたいと思いますので、それまでしばらく御出席を願いたいのであります。
 去る五日の本会議において、わが党の前尾繁三郎君がきわめて印象的な表現をされました。それは地方財政と国の財政のいずれかが不健全である場合には、そのいずれもが健全でないということを意味する、こういう言葉でありました。重ねて申しますが、地方財政と国の財政のどちらかが不健全である場合には、そのいずれもが健全でないということを意味する、こういう言葉を使われたのを私は強く印象づけられたのであります。今日の地方財政が、まことに破局一歩手前とまでいわれておる状況であることは御承知の通りであります。もう地方財政は処置がないとまでいう声が、相当地方財政に明るい方々の口からも聞かれる状況であります。このような地方財政の状況でありましては、地方財政のみならず国の財政が一時健全小康を得ておりましても、これは真に健全とも、安定とも言い得ないと思うのであります。この地方財政の破局に瀕しておる今日の状況において、担当大臣としてその任につかれた太田博士は、よほどの決意を持っておられるに相違ないと思うのでありますが、いかなる構想と決意を持っておられるのか、地方財政について国民ひとしく、どちらかといいますと失望といいますか、望みのない状況になっておる今日の事態において、私は太田長官から博士としての良心的な決意と構想をまず承わりたいと思うのであります。

発言情報

speech_id: 102305261X00319551208_002

発言者: 山本勝市

speaker_id: 19689

日付: 1955-12-08

院: 衆議院

会議名: 予算委員会