太田正孝の発言 (予算委員会)

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○太田国務大臣 山本君のお問いに対してお答え申し上げます。地方財政が非常に窮迫と申しますか、苦しい状況にあることは御指摘の通りでございます。問題はどこでそれができたか、これをどうするか、こういう問題でございますが、何といたしましても自治体は民主政治の基本でございますし、国の施策を流してこれの実効をあげるのも自治体でございまするので、ここに現状のごとき状況がありましたならば非常に困った情勢になると思います。また健全財政ということを申されますが、国に関してはだいぶ進んだ形があり、地固めもできつつあるように思います。しかしながら地方財政につきましては、お言葉通り健全財政というようなところへは行っておらない、また地固めもそこまで行っておりません。問題は、端的に申しますと過去に大へんな借金がある、これをどうするか、現場をどうするか、過去の借金及び現場から見て、根本的の解決をしなければならぬ。そこに不安があるというのが将来に関する問題であろうと思います。私の見たところでは、力以上の仕事を仰せつけられておると申しますか、行政の形から申しましても、非常に弱いものが財源の裏打ちもなく仕事をさせられておるというのが問題かと思います。過去の問題につきましては、すでに本院を通過して参議院へ行っております再建措置特別法があります。これでもって過去の借金をたな上げしていこう、こういう考え方のもとに一応の案を立てておるのでございます。現在の問題については三十年度としてどうすればいいか、こういう問題がございます。それが本議会において御審議を願っておる問題でございます。しかし過去の借金、過去の政策をきめるにいたしましても、現在の立場における処理をいたしますにしても、根本的の問題は山と積まれるほど多いのでございます。その根本対策をきめていかなければならぬのが、三十一年度の予算に関する問題でございまして、私はその三つに分けて、過去の問題についてたな上げ方式がそれでいいか、またその過去の問題は二十八年度の決算をもとにして立てた案でございますが、すでに二十九年度の決算もわかってきた今日において、どう考えるかという問題が起って参ります。ともかく過去の問題を、一応借金たな上げということによって処理し、現状におきましては今だいぶん地方も、世間でいろいろな批判がございまするが、相当費途も切り詰めておるようです。それから事業につきましても相当減縮方針をはかっておるようですが、しかもなお予算関係等におきまして赤字を生ずる状況にありまするので、この現状を処置するために今回百八十八億円程度、交付税の三分に当るところのものに対して処置をしていった次第でございます。今後の問題につきましては、基本的問題でありまして、もし予算の数字からいいましたならば歳入をどうしていくんだ、歳出をどういうふうにしていくか、こういうふうに分けて考えていきたい。基本方針につきましては、また次に申し上げたいと思います。

発言情報

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発言者: 太田正孝

speaker_id: 9903

日付: 1955-12-08

院: 衆議院

会議名: 予算委員会