太田正孝の発言 (予算委員会)

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○太田国務大臣 今日の赤字になった責任につきまして、国にも責任があり、地方にも責任があるということは、過日の本会議においても申しました。地方につきましては、俗に申しますいわゆる放漫なやり方があったのではないか。国の方で、私の自治庁の立場から見れば、親切に財源を作ってやるとか、あるいは行えるようにして、たとえば補助金を出すにいたしましても、その実行ができるような形になっておらなかったという点から、今日の状態に来ているかと思います。しかしながら、これは二つに分けて考えるべき問題でないと思います。国が世話を見ないからといって、放漫を続けていく地方財政がありましたならば、いつの日に至ってもほんとうの地方財政はできないと思います。また地方が放漫だからといって、国の方でもって親切でないような態度をとりましたならば、これまた将来の地方財政が悪くなると思います。国にも地方にも責任があるが、現在の地方にありと言われる放漫なやり方は、厳にこれを戒めなければならぬ。また親切ではないじゃないかと言われる国の方面におきましても、十分これをやっていかなければならぬのでございまして、両々相待っていくべきものと私は信じております。申し上げるまでもなく、いわば力以上の仕事を引き受けてやっているところに地方にも放漫が出てきた、また国の方に不親切もあったと、率直に申して差しつかえないと私は思います。一律にやってはいけないということはその通りと思います。現在の地方財政計画というものは妙なことで、二十五年の基本において作りつつあったものをだんだん積み重ねて、今日の状況になったのでございまして、そのものの根本においても問題はございますが、山本君の御指摘の通り、この長い国、気候の変っている国、広さにおいて違いのある国、その地方を一律にやるということはできないと思います。その点につきまして多少は加味されたる財政計画であると思いますが、御趣意の点に沿いましてはまだまだ改むべき点があるのではないかと思っております。

発言情報

speech_id: 102305261X00319551208_012

発言者: 太田正孝

speaker_id: 9903

日付: 1955-12-08

院: 衆議院

会議名: 予算委員会