高碕達之助の発言 (予算委員会)

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○高碕国務大臣 この計画経済というものは、社会主義経済のもとでやるのと違って、資本主義経済のもとに長期の経済計画を立てるというわけでありまして、それは今後現在の経済を安定せしめつつ、つまり混乱を起さない範囲におきまして、将来における増加する人口に対する対策とか、将来における日本の経済を安定せしむるという基本をもちまして、その二つの目的のために経済の運営に対して計画性を持たすということを根本にもっていきたい。従いまして今後の予算等につきましても、その長期経済の計画、これを基準としたるものによって予算を組んでいかなければならない、こう存ずるわけでございます。従いましてこれは単に将来の見通しをつけるというだけでなく、この見通しに向って進むべき道を明らかにしておく、こういうわけでありますが、しかしながら日本の経済は、あの大きな資源を持っているソ連だとか、あるいは中共だとか、あるいはインドとかと違っておりまして、自分の国だけでこれはその計画をいかに努力しても実行できないのであります。主として輸出貿易というものに依存しなければならない。輸出貿易に依存するということは外国の事情にも左右されるということでありますから、非常にこれはエラスティックなものとしていかなければならない。またそのときどきの経済情勢を勘案して計画をよく検討しつつ、これに順応するような政策を立てなければならない。そういうわけでありますから、この予算を裏づけするということよりも、予算はこの長期の計画によって、これを基礎として立てるものだと私は考えております。

発言情報

speech_id: 102305261X00319551208_018

発言者: 高碕達之助

speaker_id: 34204

日付: 1955-12-08

院: 衆議院

会議名: 予算委員会