山本勝市の発言 (予算委員会)

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○山本(勝)委員 時間が参りましたので、最後に大蔵大臣に、これは質問と申しますよりも、先般大蔵大臣がここで答弁された言葉の中に、やはり私は非常に印象に残った名言があるので、これを長い間ここで御質問しないでお待たせをいたしましたけれども、最後に時間の関係で二、三点だけ申し上げますが、この間大蔵大臣が予算規模を縮小しても、日本の国民経済は拡大していっておるんだ、国の財政規模は一兆予算で締めており、幾らか縮小いたしましても、国民経済は拡大しておるのは事実だということが、答弁の中でありましたが、私は非常ないいことを言われたと思う。ややもすれば国民経済の拡大均衡をはかるということは、財政規模を拡大して金をよけい出すことだというふうに、非常に誤解されております。しかし国民経済を司る者は、主体は国民であって、国民自身が物を作り、商売をし、経済活動をしておるのであって、国がやっておる仕事などというものは、これは経済の世界においては微々たるもんです。ですから国がその財政上の金を出してこれだけやり、あれだけやるなんというものは、国民経済の動きから見ればほんの補足的な役割をしておるにすぎないことでありますから、今後も財政規模を拡大することが日本経済の拡大であるというふうな妄想には少しもとんちゃくしないで、あくまでも一萬田さんのこの問言われたあの信念、国民経済の拡大というものを期待するが、しかしそれは必ずしも財政規模の拡大を意味するのではないという信念を貫いてもらいたい。時間が参りましたから、これだけ申し上げて私の質問を終ります。

発言情報

speech_id: 102305261X00319551208_021

発言者: 山本勝市

speaker_id: 19689

日付: 1955-12-08

院: 衆議院

会議名: 予算委員会