鈴木俊一の発言 (地方行政委員会)

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○政府委員(鈴木俊一君) ただいまの点は、伊能委員の仰せになり御心配なさることもごもっともだと思いますが、衆議院の御修正の趣旨は、ただいま鈴木議員からお話しのごとく、事柄が非常に重大であるから、長と議会がやはり意思が合致したところでなければこれだけの大きな問題は解決できないであろう、こういう見通しでこの不信任の決議の点を削られたわけでございます。私どもといたしましては、やはりこのような形のものが、たとえば災害関係の経費を削りましたとか、あるいは伝染病関係の経費を削りましたとかいうような、相当政策的に重要な経費を議会が削り、さらにこれを再議に付してもなお改めないときには不信任議決とみなすことができるという現在規定がありますものですから、まあそういうよう血建前と同じように、これは相当政策的に重要な問題であるから、同じような取扱いにしたらよかろうというので、一応こういう原案を政府としては考えたわけでございますが、しかし半面たとえば現行法の中におきましても、予算が収入及び支出について執行しがたいとき、収支のバランスが合わないような予算の修正を議会がいたしました場合には、これを再議付するわけでございますが、その場合になお改めないという際に不信任議決とみなすというような規定はないのであります。この場合はもっぱら議会の良識にまかして議会がちゃんときれいな最終的な措置をせられるであろうと、こういうところに期待をしておるのでありますから、そういうような規定もございますので、この場合の問題の考え方を衆議院の方の御修正の趣旨から申せば、そういういま一つの類型の方の建前で考えたいと、こういう御趣旨だろうと思うのであります。要するに議会の良識に訴えて一度再議に付して反省をしてもらえばそれ以上さらに非常に不合理なことを議会の方から執行機関に要求されることはないであろうという良識に期待をしておられる修正だと思うのでございまして、との点は若干見解は両論あろうかと思いますが、政府といたしましてはこの衆議院の修正で行ってみるのも一つの案であろうという意味でこれは賛成をいたしてきたわけでございます。

発言情報

speech_id: 102314720X00519551210_020

発言者: 鈴木俊一

speaker_id: 5579

日付: 1955-12-10

院: 参議院

会議名: 地方行政委員会