後藤博の発言 (地方行政委員会)
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○後藤政府委員 昨年の年度半ばの状況でありますれば、私は財源のある程度豊富な団体におきましては赤字が出ないのではないかという見通しは、ある程度持っておったのであります。ところが現実に昨年の終りになって参りますと、われわれが相当財源があると思っておりました団体においてすら、赤字を出さざるを得ないような状況になってきましたので、客観情勢が非常に変ってきたということが言えるかと思います。具体的な例をあげますと、静岡県の場合にいたしましても、昨年度の当初におきましては私は赤字がそう出ない、こう考えておったのであります。従来出ておりません。二十九年度の決算を見ましても大した実質的な赤じゃありませんので、私はこれは三十年度において返せると考えておったのであります。ところがその後の経過を見ますと、現在の状況から見ますれば、相当の赤字が出そうだということになってくるのではないかと考えております。それからたとえば大阪にいたしましても、福岡にいたしましても、財政力のある団体がすでに赤字の方に転して参る可能性があるのであります。大阪は警察が動きました関係上非常に苦しくなって参ります。福岡も災害その他の関係からことしも赤字を出さないように努力しておりますが、少しぐらい赤字が出はしないか、かような心配をいたしておりまして、私どもといたしましては、地方の持ち回りが絶対にいかぬという立場はとりたくないしまたそういう立場ではないのでありますから、やることはやってもよろしいが、しばらく休んでもらいたいいとうふうに考えておったのであります。その際に多少富裕な団体におきましては可能性があるのではないかというふうに考えておりましたが、それが今申しましたような状況でもって、全体的に財政が苦しくなってきたというところから、本年度は当分休んでいただくようにお願いしたい、こういうふうな希望を持っておったのであります。