大坪保雄の発言 (内閣委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○大坪委員 それは大石さん、あなた方が府県に設置している水産試験場というものの権威を認めないと仰せられるのであれば、これはいい。それから九州大学にはちゃんと調査研究を委嘱してその結論は出て、農林省に来ているはずです。私どもが巷間の浮説として承わるところに、農業改良局と水産庁との間に意見が必ずしも合致しないから、そういう結論が農林省として出せないのだというようなうわさ話を聞いておる。私はさようなことはなかろうと思います。またあってはならぬと思う。そういうセクショナリズムのために、こういう真相究明というものが曲げられることがあっては相ならぬと思うわけです。しかしそういうことも言われておる。しかし今申し上げたように、とにかく真剣にこの問題と取っ組んでいる地方の水産試験場でも、データを出しておるし、九州大学でも出しておる。しかし今の大石さんのお話では、権威ある研究機関に研究させると仰せられる。それは一体何をさせるのであるか。東京大学であるか九州大学であるか、どこのどういう機関であるか、そこをはっきりしないと私どもはごもっともでございますといって引き下がるわけには参らぬのです。
それからホリドールと魚介類に対する問題、これは全国的な問題である。しかし被字が現実に及ぶというのは、いろいろな状況によると思うのです。条件の違いによっていろいろ違っていくと思う。ホリドール溶液を含んだ河水が直ちに海水に放流されて、そうして大海の水の中にまじっていくというのと、有明海のように、先刻申し工げたように、始終浮留して動かないという状態とでは、私は非常に違うだろうと思う。そういうことも御研究にならなければいかぬと思う。一体ホリドールの影響がどうであるから、それを常に全国的に考えなければならぬというような考え方は、私は適当ではなかろうと思う。これは一つ慎重に、かつほんとうに真剣に、口先だけでなしに御検討願いたいと思います。
それから昨年の二十二国会の農林水産委員会における席上では、農林大臣は、ホリドールの害のいかんにかかわらず、今申されましたように、とにかく魚介類等が死滅その他逃避して、漁獲高が非常に激減しておるという事実は明らかなんだから、これに対する農民の救済策は考えなければいくまい、こう言われたのであります。その措置が先刻のお話では、明年度合せて五千三百万ということであろうと思いますが、これは三十年度、三十一年度限りのものであるか、今後もこの状態が、すなわち漁獲高の激減している状態が続けば、今後も続けて漁民救済としておやりになるおつもりであるか、その点を最後に伺いたい。私は実はもう少し究明したいと思いますけれども、あまり本筋をはずれては時間を浪費いたしますし、関連質問を希望されている方もありますから、この程度でよしますが、その点をお伺い申し上げたいと思います。