北澤直吉の発言 (予算委員会第三分科会)

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○北澤分科員 昨年の日本の輸出の伸びを見ておりますと、結局先ほど大臣のお話のように、外国の景気がよかったことも大きな原因でありますが、それを見ておりますと、結局欧米の景気がよいために、荷動きが非常に活発になって、まずそれが最初に現われたのが海上運賃、普通のタンカーとかそういうものの海上運賃が非常に上ってきたということに最近現われてきたわけであります。それによって非常な造船ブームというようなことになっておるわけでありますが、最近の状況を見ておりますと、このタンカー・レートが下り始めた、海上運賃が下り始めたというようなこともありまして、私どもはこれ炉一体今後どういうふうに動いていくかという点について、いろいろ考えておるのでありますが、ただいまの大臣のお話によりますと、大体横ばい程度で欧米の景気は続くだろう、こういうわけでございますが、どうもその点について私どもは必ずしも安心をしていることはできないのじゃないかと思うのであります。特に先ほど大臣もおっしゃいましたように、今度イギリスの方ではイングランド銀行の金利引き上げを中心としまして、一連の引き締め政策をとっている、こういうことによって、日英間の貿易の競争も従来よりも激しくなることは当然でありまして、あるいはまたそういうイギリスの財政政策からやむを得ない場合には、ある種の輸入制限というふうなことも考え得るのであります。またアメリカの方におきましても、この間の大統領の教書にありますように、信用取引を制限していく、そうして景気が過度に行き過ぎにならぬように、なしくずしにやっていこうというふうな政策をとっておるようでありますが、そういうふうな面を見ますと、必ずしも横ばいでいくかどうか私どもは一点の疑いがあるのでありますが、その点はどういうふうにお考えでありますか。

発言情報

speech_id: 102405268X00119560220_015

発言者: 北澤直吉

speaker_id: 29171

日付: 1956-02-20

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第三分科会