石橋湛山の発言 (予算委員会第三分科会)

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○石橋国務大臣 その点は先ほども申し上げますように、前途の見通しはなかなかむずかしいのでありますから、一がいにいいとも悪いとも言いかねますが、ことにアメリカあたりは警戒をしておるのでありますが、警戒をしておりましてもそれは行き過ぎをおそれての警戒である。英国も大体そうであります。ただし英国のごときは、近いうちにまた日英間の貿易の話し合いも始まるのでありますが、これは日本の輸入が非常に問題だと思うのです。日本の輸出の方については英国は必ずしも制限しようということを強く主張しないかもしれませんが、日本にもっと買ってくれという要求はこの前よりもっと強くなるのではないか、それをどういうふうにして受けて立つか。まあ一番の今の日本貿易の問題は、英国に限りませんが、輸入の問題にあるのではないか。東南アジアにしても、中南米にしましてもやはり輸入をどうしてやるか、これを輸入をしてやればそれだけ輸出も伸びるわけであります。ただ輸入をする場合には、日本の農産物との競合あるいは日本の中小企業者の生産品との競合というようなこともありますから、日本が向うの希望する品物を十分に輸入してやれないというところに悩みがある、これはわれわれのこちら側の覚悟によるのでありまして、その辺を十分研究をして、しかるべくやっていけば、輸出を維持するということは決して不可能なことではない、かように考えて、これからせっかく努力しよう、こういうわけであります。

発言情報

speech_id: 102405268X00119560220_016

発言者: 石橋湛山

speaker_id: 34796

日付: 1956-02-20

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第三分科会