石橋湛山の発言 (予算委員会第三分科会)

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○石橋国務大臣 お話の多角決済のことは日本としては最も希望するところでありまして、機会あるごとにそういう方式でいきたいということで研究もいたし、またそういう話し合いもしておるのでありますが、何しろその相手が集まりましても、お互いに決済をするような輸出入品が十分ないというところが相手であるものですから、日本と向う側の同じような立場にあるものを幾つ合せましても多角決済にならない、そこに悩みがある。あるいはまたアメリカを入れて決済金融の機関を作ろうという話もあったのですが、アメリカがほんとうに入ってくれればですけれども、そうでなければ十分の力が持てないというようなことで、それは希望しておりながら実現がなかなかむずかしいわけです。日本も今できるだけそういう気持で——日本にも力がないと言えばない、あると言えばあるのですから、その力があるだけ、その限りにおいて輸入をふやしていくと同時に投資をやるというような考えから、お話しのような多角決済の方向へ一つ持っていきたいという努力をしておるわけでありますが、今のところはなかなか実現できない、こういうわけです。

発言情報

speech_id: 102405268X00119560220_022

発言者: 石橋湛山

speaker_id: 34796

日付: 1956-02-20

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第三分科会