亀田得治の発言 (内閣委員会)

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○亀田得治君 これは非常に総理大臣は大事な問題に触れておるわけなんです。政府は導くという言葉をお使いになっておるのですが、この国の基本的な問題については、たれが一体最も大きな発言力を持っているのですか。私は国民だと思うのです。こまかい行政上の問題等については、これは政府が責任をもっておやりになったらいいでしょう。基本的な国のあり方というような問題については、私は政府は導いちゃいかぬと思う。だから私は重大な問題に関する世論というものについて、どういうふうにお考えになるかということを、まず最初聞いておるのです。そこでは世論を尊重するとおっしゃるのでしょう。それであれば、この憲法改正の問題についても、その態度が出てこなければいけない。ところが憲法改正の問題については、世論はまだ熟しておらないことは、これはもうだれが見たって事実なんです。一・一・一の三派鼎立の状態で、どうしてこれが世論と言えますか。そういう状態で一体政府が導くというような態度をとっていいかどうか、私はいかぬと思う。(「いいことは導いたっていいじゃないか、何が悪いか」と呼ぶ者あり)いいか悪いか国民が判断するのですよ。国民の中で今の憲法が悪い、圧倒的にそういう世論というものが数字の上に出てきた、そういう状態で、初めて政府が動いてこそ、民主的な改正ということが言えるのです。その点鳩山総理、何かこう勘違いしておられるのかと思うのですが、いかがでしょう。

発言情報

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発言者: 亀田得治

speaker_id: 31258

日付: 1956-04-30

院: 参議院

会議名: 内閣委員会