松浦清一の発言 (内閣委員会)
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○松浦清一君 憲法調査会の法案が提案をされ審議されました際に、最初の質疑の過程においては憲法調査会を設置するということは、憲法を改正するという目的のために調査会を設置するんじゃなくて、現行憲法の中に改正する点があるかないかということを調べるために調査会を設置するのだと、ちょうど国防会議に対して今総理が御答弁になっておられるような御答弁をしておられた。ところがこの審議に併行して、与党たる自由民主党の中に憲法調査会が設置され、山崎君が会長となって、憲法改正の基本方針から始まって十一項目にわたる改正要点というものができたわけです。四月の二十七日にこれは資料としてわれわれにも配布された。自来この内閣委員会において、最初は、今申し上げたような答弁であったけれども、調査会を設置することに併行して、与党たる自由民主党が憲法改正の案を立てつつあるが、これが調査会に持ち込まれるではないかという質問に対して、最後には、内閣としてこれを持ち込むということはないけれども、議員の中から選ばれる三十名のうちに自由民主党のものが入れば、委員に入ったそのものを通して与党の改正案が持ち込まれることはあり得ると、こういうことであった。また総理がこの委員会で、内閣が憲法改正の案を作って国民にこれを示すことは内閣の義務であるということを答えたこともございます。そこで突き詰めたところ、憲法調査会に臨むに当っては、政府ないしは政府を代弁する形において改正案を持ってこの調査会に臨むんだということが明瞭になったわけです。これは提案者たる山崎君、吉野国務大臣が何回かの質問に対して結論的にそう答えられた。従って私は前回この法案が審議されたときには、一応総理の、白紙で臨むんだという、その御答弁を肯定しておったわけです。ところが憲法調査会の審議に当って、そういう形が出て参りましたので、この国防会議に対しても何らかの考え方を一応、内閣といいますか、政府といいますか、きめておいて、そうしてそれを審議の問題としてここに提供されるというような気がしてならぬのですが、そんなことはございませんと突っぱねるのでなしに、私はまだこれに賛成するか、反対するか態度をきめておるわけじゃないのですから、懇談するつもりで、親切にお答えを願いたいと思います。