樋詰誠明の発言 (農林水産委員会)
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○政府委員(樋詰誠明君) この件は昭和二十七年の十月に東和商事という会社が小麦粉と鉱石その他のバーター契約を結んだわけでありますが、このバーター契約の許可に基きまして、小麦粉三百八十トン、六万四千六百ドルというものを輸出したわけでございます。ところがこの輸出に対しまする見返りで鉱石その他を買うということでおったわけでございますが、この鉱石が買えないということで、この見返り品の内容を変更いたしまして、この会社は自分が受けたノリの外貨割当資金、これを放棄いたしまして、無為替輸入をするということをいたしたわけでございます。こうやりまして、昭和二十九年の末までに大体六万四千六百ドルといううち三万六千百ドルは回収したわけでございますが、残額二万八千五百ドルのうち一万三千七百八十四ドル二十五セントというものにつきまして、これは白子商店というものと薩摩木材、この二社がノリの輸入の外貨割当を受けておったわけでございますが、その二社のもらいました外貨割当、その権利を放棄する、結局白子あるいは薩摩木材という会社は自分が受けた外貨割当に基いて自分で向うのシッパーと新しく契約してノリを引くかわりに、自分の受けた割当の範囲内において東和商事が無為替輸入で債権を回収しようとしておるそのものをかわりに輸入する。従いまして、これは正式の外貨割当をその分だけ放棄するということで一万三千七百八十四ドル二十五セントというものを無為替輸入によって輸入したいという申請を許可したわけでございます。