棚橋小虎の発言 (農林水産委員会)

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○委員長(棚橋小虎君) 請願第七号北海道の水害対策に関する請願及び百五十七件を議題にいたします。
 今国会中四月二十一日までに当委員会に付託せられました請願百五十八件の御審査を願うため、去る四月二十七日委員会を予定いたしましたが、都合によって懇談会とし、これら請願の取扱い方について御懇談が行われ、その結果について御報告を受けましたので、その結果をただいまから委員会に御報告申し上げ、これが取扱いについてお諮りをいたしたいと存じます。
 付託審査された請願はお手元にお配りしておきました参議院公報第九十三号(二)の通りでありまして、その趣旨は多種多様でありますが、これを大別いたしますと、農業関係百十七件、林業関係十二件、水産関係二十九件、計百五十八件であります。さらにこれを細別いたしますと、農業関係百十七件のうち、最も多いのはいわゆる農業団体再々編成に関連するもので、合計四十一件に達し、これらのうち二十九件は新農業団体の設立に反対するもので、残りの十二件は新農業団体の設立を要望するものであり、次いで灌漑及び排水、ダム及び溜池の構築、干拓及び開拓等土地改良の促進に関するもの二十一件、農地改革行き過ぎ是正に関するもの十九件、農産物の価格安定に関するもの八件、馬の伝染性貧血研究所設置に関するもの五件、急傾斜地帯農業振興臨時措置法の期限延長に関するもの三件、その他でありまして、毎年件数の多い米価あるいは米の統制に関するものはただいままでのところわずかに三件であります。
 林業に関するもの十二件のうち、造林あるいは治山事業等に対する国庫補助の増額に関するものが三件、その他関拓基準の適正化、林通網の整備拡充、森林組合の育成強化、あるいは木炭検査の公営に関するもの等があります。
 水産関係のもの二十九件のうち、漁港の築設あるいは修築に関するもの十件を始めとして、漁業法及び水産業協同組合法の改正、漁業調整、内水面漁業増殖、水質汚濁防止、原水爆実験による損害補償その他に関するものがあわせて十九件であります。
 懇談会におきましては、これらの請願のおのおのについて、政府関係当局の意見をも参酌し、慎重な検討が行われ、いわゆる農業団体再々編成、農地改革の行き過ぎ是正、建物共済の農業協同組合に一元化、漁業法等の改正、及び漁業の限定操業に関するもの等、直ちに結論を得がたいもの、あるいは現在審議中の法律案に関係あるものを除さ、お配りしておきました公報の請願一覧表において赤丸を付してあります九十件はこれを採択することが適当であると認められたのであります。しかして赤丸のうち単なる赤丸は政府をしてすみやかに実施せしめることが必要であると認められたものであり、赤丸の中に赤点のあるものは政府における慎重な検討を促し、その善処を求めることにしようとする趣旨のものであります。
 大要以上のようでありますが、この結果について委員各位におかれまして御異存がなければ、これを委員会の決定として措置することについてお諮りいたしたいと存じますが、御異議ございまんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

発言情報

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発言者: 棚橋小虎

speaker_id: 19582

日付: 1956-05-08

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会