千田正の発言 (予算委員会)

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○千田正君 時間がないのですが、一点だけお尋いたしておきます。
 総理に最後に一点だけお伺いいたしておきたいのは、今度会計検査院からの報告によりますというと、昭和二十九年度において批難事項として国会に提出されましたところのいわゆる不正に支出された、政府が国の関係の機関を通じまして各府県あるいはその他の公共事業等に出した金が不正に使われた、架空の工事等によってまた不当支出をされたりしたような、いわゆる批難事項として取り扱われた件数がこのたび国会に報告されております。その報告の件数からみますというと、二千二百四十六件、金額にして大体七十三億円、こういう膨大な数字がいわゆる国民の血税から出された、正当にこれが使われるべきものが不正に使われている、こういうことを会計検査院から参議院及び衆議院の委員会で報告されております。これは毎度この問題が起きてるたびに、われわれは予算の執行に当りまして、十分政府が責任を持って、この問題を解決しなければならないということをたびたびわれわれは忠告をしてきたのでありますが、内閣といたしましても、もちろん責任上そういう問題の起らないことを企図してはおられると思いますけれども、年々件数がふえるということは、まことに残念なことでございまして、これに対しましては、総理といたしまして今後の予算の執行に当りまして、十分なる御注意を願いたいと思います。それに対するところの対処方針を承わっておきたいと思います。
 もう一点、外務大臣に最後でありますが、お伺いしておきます。戦犯の処理はどうなっておりますか、現在残存しているところの海外にいる者もありますが、国内にいる戦犯も相当おります。これに対して各国に対してのその後の処理に対しての交渉をなされているかどうか、この点も一応御報告をお願いたしまして、私の質問を終りたいと思います。

発言情報

speech_id: 102415261X00519560215_096

発言者: 千田正

speaker_id: 27068

日付: 1956-02-15

院: 参議院

会議名: 予算委員会