谷垣專一の発言 (予算委員会第三分科会)

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○政府委員(谷垣專一君) 生産費というものも、非常に調べてみますとずいぶん方々違うようでございます。いわゆる限界生産費の問題でございますとか、あるいはその土地々々の状況もございますので、ずいぶん違っておるものですが、ただ農業の、農産物の生産費を割ったようなものに対して、それの競合作物を海外から入れろことを全然やめるという方針を立っておるかどうかという御質問でありますが、これはやはり個々の問題につきまして考えなければならないのではないかと存じます。たとえば、あるいはいい例ではないかもしれませんが、非常に国内需要の大きなもので、しかも消費者に対しまして廉価に供給しなければならないもの、しかも国内におきまする農業生産の比率の非常に少いようなもの、国内におきまして他の作物に、あるいは他の農業経営に転換し得るような可能性のあるもの、こういうようなものにつきましては、やはり国内農業の保護と同時に消費者に対しまする対策をも考えまして、ある程度の国内農業の転換をしていただくと同時に、そういうものにつきましては海外からものを入れるということも時によってはやむを得ないということが言えると思います。ただそういう場合に、国内農業のこれに対しまする転換策あるいは対応策なくして、急激に海外からの輸入というものをあるいは無制限に許すとかいうようなことは、これは農業政策の立場から考えまして、私たちは慎重に考慮して、急激にそういう意味の準備なしの変化というものはこれを避けなければならないというふうに強く考えております。そういう考え方でございます。

発言情報

speech_id: 102415268X00219560320_028

発言者: 谷垣專一

speaker_id: 6657

日付: 1956-03-20

院: 参議院

会議名: 予算委員会第三分科会