小平忠の発言 (予算委員会)

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○小平(忠)委員 ただいまの外務大臣の御答弁によりますと、非常に食い違っております。私は単に新聞の報道だけであなたに承わっておるのではないのであります。速記録なり、特に質問をいたしましたわが党の曽祢氏とも昨日会ってよく聞いてみたのです。確かにあなたは、南樺太、北千島についてはサンフランシスコ条約において放棄しておるのだ、固有の領土でもないのだということを発言されておるのです。その通りですね。――同時にそのことは、あなたはソ連に譲ってもよろしいということをほのめかしておるという結論にはるのです。だからこそ、きのうあなたはそれを取り消されたのでございましょう。そうして南樺太、北千島といえども、日ソの国交が回復し、平和条約が締結された後においては、ソ連に対してその返還の要求をしてもいいのだ、するのだということをおっしゃっておるじゃありませんか。総理大臣もそれに答えられて、その通りと書っておるのです。ですからあなたは、少くとも一国の外務大臣として、法律論は法律論としても、現実の問題として南樺太、北千島は日本固有の領土でない、あれはソ連に譲ってもいいほどと言うことは、非常識もはなはだしい。同時にそういう発言は、国民感情の上からもまことに遺憾です。だから私はこの問題についてこの際明確に願っておきたいと思いますことは、南樺太、北千島についてあくまでも日本固有の領土として、将来もこの返還を要求していくという考え方を変えないかということについて、あらためて総理大臣にその見解を承わっておきたいと思うわけであります。

発言情報

speech_id: 102505261X00119561130_011

発言者: 小平忠

speaker_id: 11712

日付: 1956-11-30

院: 衆議院

会議名: 予算委員会