小平忠の発言 (予算委員会)

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○小平(忠)委員 そうしますと、このシベリア開発を含めた日ソの貿易という問題について、巷間伝わっておりまする二億五千万ドル、これはまだ具体的に決済方法その他内容は何も話し合っていないということなんですね。――そこで私は、この日ソの貿易については、非常に慎重に取り扱っていただきたいと思う。と申し上げますことは、現にビルマにおいて非常に失敗をしているのです。それはバーター制によって、ビルマの米をソ連に送る、ソ連の建設資材をビルマが買う、これが国と国との関係において、当初予定したよりも建設資材が非常に高いために思うように入ってこないということから、ビルマの建設というものは非常におくれている。こういうことについて、やはり相当慎重に考えなければならぬことが一点と、同時に、日本の建設資材をシベリア開発に振り向けるという場合においても、御承知のように、日本の建設資材というものは、各国から注文が殺到している。三年先のものまで注文を受けている。こういう現状において、果してそのことがスムーズにいくかどうかという問題です。ですから、あくまでも現金取引が理想であるし、かりにバーター制の場合でも、よく業者間というものを利用して、自主的な観点に立ってやるということを、この問題が具体化されてくるという段階において、直ちに私は十分な注意と関心を払いたいと思うのであります。
 同時に、最近アメリカが綿布その他の輸入制限をしようとしている。これは非常に重大問題で、一体これに対しては、日本の政府としてアメリカにどういう処置と抗議をされたのですか。具体的にこの貿易じりというものは、日本にとって非常な支障になってくるのであります。その決済をどうするか、伺いたいのであります。

発言情報

speech_id: 102505261X00119561130_025

発言者: 小平忠

speaker_id: 11712

日付: 1956-11-30

院: 衆議院

会議名: 予算委員会