小山亮の発言 (運輸委員会)

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○小山(亮)委員 私は相模湖のような事件がありましたから、政府は直ちに海上における遭難者に対する保険ということを考えなければならぬはずだと思う。今日再びこういう事件が起き上ってきて、今さら論議するということがすでにおかしいくらいだ。あなたは今洞爺丸の事件がある、紫雲丸の事件がある、相模湖の事件があるとおっしゃったが、なるほど洞爺丸、紫雲丸事件は相手が国鉄でありますから、あるいは九十万円あるいは八十五、六万円で話がついております。しかし相模湖の事件はどうですか。二十二名の遭難者に対して総体でたった五万円じゃないですか。一人当り二千円ないし三千円です。そういうものがあるのに、あなた方はごらんになってそれと見合わしてこういうことをやろうとおっしゃるが、それは話がむちゃじゃないですか。私はこういう事件に対しては船主が全力を尽して補償するのが当然だと思うのです。当りまえです。またそういうことができると考えておればこそ、政府はこれに対して認可を与えられたのでしょう。人の品物を預かってなくしただけでも、それに対する損害賠償をするのは当然です。大切な人の命を預かって、そうして料金を取ってそれを商売にしておる。そうすればその遭難者に対してはそういうことをするくらいの覚悟がなければ、用意がなければできないわけじゃないのですか。これに対して責任をとるのは当然ですよ。保険だけにまかせて知らぬ顔をする、その保険も当然にかけなければならぬ定員に対するだけの保険をかけていないじゃないですか。七十七名の、定員に対しては七十七名に対する保険をかけなければならぬでしょう。それを四十九名かけておる。その保険だってそうですよ。一人当り五十万円と二十五万円と二種類がある。そのうちの安い方の二十五万円をかけて、しかも七十七名の定員に対して四十九名かけておる。ほんの言いわけにかけておる。そういうような保険を当てにしてその保険の決定を待ってやるということは、あまりに当局としては誠意がなさ過ぎはしませんか。もう少し何かあなた方のお考えがありはしませんか伺いたい。

発言情報

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発言者: 小山亮

speaker_id: 29027

日付: 1957-04-16

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会