中村三之丞の発言 (運輸委員会)

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○中村国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。私が運輸行政を担当いたしますことは今回が初めてでございまして、委員の皆様の格別の御指導によりまして遺憾なきを期したいと存じておる次第でございます。
 運輸交通は文化、産業、経済発展の動脈でございまして、交通の健全なる発達なくしては文化、産業、経済の発展は望み得ないのであります。運輸省といたしましては、この重要使命にかんがみまして今日まで種々の重要施策を策定いたしまして、これを推進して参ったのでありますが、情勢の推移によりまして次々と多くの問題を生じ、その解決に努力を続けておる次第であります。特に最近の国際収支悪化の実情にかんがみまして、これが対策といたしまして政府は、緊急総合政策の実施に努力いたしておるのであります。当省におきましてもこの方針に従って具体策を講じておりまするが、さらに積極的改善策として外貨獲得のため、外航船腹の拡充、国際航空路の整備充実、観光事業の振興等により、貿易外収支の増大、また船舶及び鉄道車両の輸出振興に努力いたす方針でございます。
 次に国内輸送力の整備強化には常に最大の努力を続けて参っておるのでありますが、その根幹をなしております国有鉄道につきましては、鉄道五カ年計画を推進して重要幹線の増強及び近代化を促進し、輸送力の飛躍的増加をはかりたいと考えております。国内輸送力の強化につきましては、高速自動車道の整備、その他国内航空路線の拡充強化及び飛行場の整備、海上輸送力の増強に努めて参っておりますほか、国内国際交通に重要使命を持つ港湾の整備を急速に実施いたしたいと考えております。また当省の所管であります海上の治安確保、海難の救助など海上保安の業務、及び海陸空を通じまして、交通安全の点からはもちろん、農業、漁業などに重大な関係のあります気象業務を充実し、予報制度の向上をはかりたいと考えておりますが、以上いずれも皆様の深い御理解と御協力なくしてはとうていよい成績を上げることはできないのでございまして、何とぞ皆様方のより一そうの御指導、御援助を重ねてお願いする次第であります。

発言情報

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発言者: 中村三之丞

speaker_id: 33625

日付: 1957-09-30

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会