小林重國の発言 (運輸委員会)

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○小林説明員 今まで大蔵省といたしましては、鉄道債券の発行を押える方向で参っております。大体預金部資金につきましては毎年の例といたしまして第四・四半期に借り入れるのが実例でございます。と申しますのは、いろいろな工事が完成いたしますのは大体第四一四半期にかかってきまして、第四・四半期に支払い資金も非常にふえて参りますので、確実な預金部資金は年度末ごろに借りる、第四・四半期に借りる、こういうような考え方でございまして、鉄道債券の方はどちらかと申しますと一・四半期ほぼ平均額で発行する、こういうような考え方をとっておるわけでございます。本年度といたしましては第一・四半期に五十億発行いたしたわけでございます。二百十五億でございますから四分の一にいたしますと約五十億になるわけでございますが、これもわれわれといたしましてはこれよりも多少多くという希望を持っておりましたが、いろいろな事情から第一・四半期は五十億にとどまったわけでございます。ところが第二・四半期に入りまして、例の財政投融資の繰り延べの問題が強く出て参りまして、公社債、公団債の発行を毎月二十億程度に押えろ、こういうようなワクがきまってきたような実情になっております。そういたしますと鉄道債券といたしましてはそのうちの十億程度を各月に発行する、こういうような程度しか見込みがない、総ワクがそういうふうに押えられますと、ほかの債券との振り合いから見まして、鉄道債券としましては各月十億程度の規模にならざるを得ないのではないか。第二・四半期におきましてはわれわれといたしましては先ほども申し上げましたように、やはり五十億のピッチは維持いたしたいので、これで相当折衝いたしましたけれども、結局七月に十億、八月に十億、二十億しか発行できなかったという実情になっております。第三・四半期以降も二十億程度のピッチで発行するということになりますと、やはり第二・四半期と同じ程度の債券しか消化できないのではないかという心配が非常に大きいわけでございます。それで先ほども申し上げましたように、資金運用部の資金といたしましては第四・四半期に借りる予定でございますが、これを何とか第三・四半期に借り入れできますようにただいま折衝もいたしておりますが、それにいたしましても鉄道債券の発行のピッチが第二・四半期からこの程度に落ちますと、本年度中に予定の債券を発行し得るかどうか、相当危惧の念に襲われるわけでございます。この点につきましては国鉄の資金繰りは非常に窮屈になっておりまして、いろいろ折衝いたしております。一時借入金等につきましても非常に困難なきわめておりまして、この点も強力に折衝はいたしておりますが、大蔵省といたしましては現在の資金事情からなかなか認めてもらえないというような実情でございまして、工事は進めておりますが、資金繰りの方がそれに伴っていけないというような現在の実情になっております。それから利用債の方でございますが、これは非常に順調に進んでおりまして、本年度二十億の計画になっておりますが、今までに約十二億程度発行が終っております。あと六カ月の間に残りの八億程度でございますか、この程度なら消化は不可能ではないと考えております。

発言情報

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発言者: 小林重國

speaker_id: 12236

日付: 1957-09-30

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会