小平忠の発言 (国土総合開発特別委員会)

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○小平(忠)委員 そこで、この際お伺いをいたしたいのでありますが、実はただいまの問題は一つの例にしかすぎません。北海道の総合開発は非常に広範囲にわたりまして、特に未開発資源の開発という点においては、さらに根釧や天北の開発が進められておるわけであります。同時に、石狩流域におきましては、例の士別の開発、美唄地区の開発等が具体的に進められております。例の夕張川水系でも、夕張川ダムの建設に本年度から着工する。そこで堰堤の本工事に入るような段階にきております。こういうように、非常に重大な任務を帯びて北海道の開発が進められておる際に、御承知のように東北の開発の問題が、本年度からは関係三法の国会上程ともなり、現にその審議に入っておる。こういう段階で、とかく国家予算というものには限度があるし、さらにいろいろ見方がありまして、やはり東北の問題を進めるということになれば、北海道のがおろそかになるという、その見方はやはり生まれてくるわけです。私は俗にいう、そんなものは心配要らぬとか、おろそかにならぬというような問題ではなくて、必ず国家予算には限度がありますし、手を広げれば、どこかが手薄になる。ならぬといっても、それは一応限度がありますから。こういう観点に立って、私は実は川村さんが北海道開発庁長官になられた際に、川村さん自身実はお気の毒だった。というのは、やはり北海道の担当の長官の立場になりますと、それは与えられた任務でありますから、北海道の開発を思い切ってやるという態度に出て、予算編成の際も、やはり大蔵大臣にぶっつかって予算を打ちとるということを積極的にやる。そうすれば、やはり川村さんの場合には、岩手県から出ておられる議員として、北海道のことばかりやっておると、何だ、お前はさっぱり地元のことは考えないで一東北の問題をどうするのだということを言われる懸念が生まれてくる。だから、私はそういう点において、組閣の場合もそんな配慮がなかったのかと思う。一体北海道の長官というものは、きのう実は渡邊君からも指摘されたのだが、過去六年間に十三人の大臣がかわっておる。そういう便法的な形で北海道の開発ができるのか。第一次五カ年計画で、これは全く開発の端緒をつけたにすぎない。私は第二次五カ年計画に本腰を入れてやるためには、これは大へんなことである。そういう問題が山積いたしております際に、これは担当大臣として東北の問題と――これから東北の公庫の問題に入りますが、関連するきわめて重要な点であります。私は単なるおざなりの答弁でなくて、あなたの確固たる所信をまず承わりたい。

発言情報

speech_id: 102604321X00919570403_010

発言者: 小平忠

speaker_id: 11712

日付: 1957-04-03

院: 衆議院

会議名: 国土総合開発特別委員会