小平忠の発言 (国土総合開発特別委員会)
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○小平(忠)委員 これはまあ担当の大臣以外のことですから、どうも経企長官がおられれば非常に工合がいいんですけれども、お見えになりませんので、経済企画庁長官がお見えになった機会に、さらに私はお伺いいたすことにいたしまして、次の質問をいたしたいと思います。
昨日も実は総理に若干お伺いいたしたのでありますが、北海道の総合開発の中で、今日問題になっておるのは、結局、道路と鉄道の関係をどう持っていくか。幸いに道路は、御承知のように画期的な躍進を遂げる目途もつき、三十二年度も大幅に増額されることになったわけです。ところが、一方国鉄に関しましては、御承知のように北海道の国鉄はほとんど赤字線です。あの中で黒字の線というのは、石炭の輸送に重点を置かれるところの幌内線と室蘭線の一部である。あとはもうほとんど赤字線だ。それは当然なんです。御承知のように、人口は稀薄でありますし、利用度も低い、そこへ持ってきて、やはり開発途上にありますから、そういう結果をもたらすのは当然なことであろうと思う。ところが、あの広大なる地域の開発を進めるためには、道路ではだめだ、どうしても鉄道でなければならぬという地域がありまして、新線計画が、古いのは三十年も前から現地の非常な要請となって現われているが、いまだに調査線にも入らない、中にはようやく調査線に入ったけれども、何年もたったが、まだ建設線に入らないという線があります。実はこの点につきましても、本日、建設線についての審議会の小委員会が持たれて、いよいよ具体的な方途に移されるという段階にきております。そういうことを毎年々々繰り返してきたのでありますが、根本的な問題として解決する点というのは、国鉄が独立採算制の上に立って新線計画をしていくという場合においては、広大なる北海道の地域に新線建設ということは、なかなか望まれない。私は、以前からこの点については、北海道の奥地の開発を推進するためには、まず全然人の住んでない地域に鉄道を敷いて、それが開発の端緒になりはしないか、そうならなければ、まず人間を入れても、子供の教育にも、二里も三里も歩かなければ学校に行けない、開拓者が入植したけれども、四里も五里も出なければ、日用品を買うことができないというような状態で、開発できるものじゃない、やはり北海道の基本的な開発は、まず奥地に鉄道を、あるいは道路を、これが前提ではないかということを申し上げてきておる。そういう場合に一国鉄の独立採算制の中にあってはなかなかできないから、北海道の鉄道の建設については、これを国鉄から切り離して、北海道総合開発の一環として、開発庁が、この新線計画についての担当――御承知のように北海道については、建設、農林、運輸等、一本になった現地の局になっておるわけで、この建設については、総合開発の一環として開発局が担当する。そして建設が終ったならば、その運営については、国鉄が全国的視野に立ってやっていくというような方法はいかがなものかということを、前から実は考えておりますが、そういう方法でもとらざる限り、なかなか北海道の新線建設ということは、これはもう百年河清を待つがごとしなんだ。この点は一ついかがでございましょう。