西村力弥の発言 (国土総合開発特別委員会)
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○西村(力)委員 ただいまの答弁ですと、東北興業に大いなる期待をかけて従来の経験を活用する、こういうことでございます。その点は、私どもとしては非常に疑問を持っておるところでございますが、それはあと回しにしまして、それでは建設大臣にお尋ねします。
この東北興業に今度二十五億の金をつぎ込んで事業を進めていく、こういうことでありますが、今までの委員会の経過をずっと拝聴しておりましても、どういう仕事をやるために、どういう計算の基礎に基いて二十五億というものをはじき出したのかということが、全然不明確なのであります。先日大蔵大臣も、初めての会社であるからちょっとわからない、一応この金で…、こういう答弁でございましたが、しかし大事な金をそんなようなことで支出するということは、私たちとしてはどうしても納得できないので、この際この点を明確にしていただかなければならないのではないか、こう思っておるわけなのでございます。東北興業の蓮池さんがおいでになってのお話では、去年セメントの工場を作る場合にも、金はできた、さあそれで、これから実際に調査をして、その事業が成功するかいなかということを検討する、その必要のために、海外にまで人を派して検討した結果、これがよろしいという結論を得たために事業に着手した、こういうことを言うておる。普通一般の会社において、そんなルーズなやり方というものは絶対に認められないことじゃないかと思う。そうしてじんぜん日を送ったために、鉄材の値上りで、十四億が十四億の価値通りの働きをしないということになる。あるいはまた、今北山委員からお話があった、東山地区に工場敷地を設定したが、岩盤までの基礎工事が五十メートルの深さにもなった。こういうばかな仕事をやるようなことであっては、とうてい会社として十分に採算のとれる経営をすることはむずかしいだろうし、そういうところに、計画もなく二十五億という金が、一応それだけやって、やらせようという立場で出されたのでは、これは私たちとしてどうしても承認はむずかしいということに考えられるわけなのであります。そういう点から建設大臣に、その間のことを一つ明確に御説明していただきたい、こう思うのであります。二十五億を、どういう仕事をやるために、どういう計算の基礎に基いてはじいたのであるかということを、一つ明確にしていただきたい。