大久保留次郎の発言 (地方行政委員会)

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○大久保国務大臣 近ごろ火災がだんだん多くなりまして、一カ年を調べてみますと、三十一年度の統計はおそらく三万件以上になると思います。年々約一〇%内外ずつ増加しておる、これはまことに困ったことであると存じます。その原因について考えてみますと、一つは日本の人口の急激な増加であると思います。御承知の通り、一億近くになりつつあるこの人口の増加、これが原因の一つであると考えております。もう一つは防火思想の普及徹底が足りない、これは私どもの責任でありますけれども、もう少し力を入れて防火思想の普及徹底をはかったらどうであろう、これが一つであります。もう一つは化学工業の発達であります。これに伴ってやはりどうしても火事が多くなる。ことに工場等の火災が比較的多いのであります。これは統計の上にはっきり表われております。こういうのを見ますと、工業の発達がやはり一つの原因ではないだろうか、こういういろいろの点から考えまして、私どもはその原因を再三考究の上に妥当な方策を立てて、なお一そう消防に力を入れなくちゃならないと考えております。
 なおその次の責任者の問題であります。これは御指摘の通りであります。ほんとうをいえば役所においても民間においても、ややもすると看板だけになってしまっておる傾きがあります。これはちょうど質問の出ました機会を利用して、その責任を重んずるように一そう努力いたしたいと存じます。
 火災報知機についてのいたずら、これもまことに困ったことであります。これは私どもばかりでなく、文部省その他の教育方面と一そう力を合してこの防止に努力しなければならぬと存じます。

発言情報

speech_id: 102604720X01719570402_010

発言者: 大久保留次郎

speaker_id: 13452

日付: 1957-04-02

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会