眞崎勝次の発言 (内閣委員会公聴会)

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○眞崎委員 ただいま御説明をいただいてはっきりいたしましたが、その日本の特異性というものが、いわゆる国民、国家一体の原理をとり、それが宇宙の大神である、物はすべて一元から発して、個々に発達したものは一つもない、その一体の発達の根源をどこに求めるかということで、肇国ということを非常に考え出したろうと私は思うのであります。それで教育勅語の中にも「国ヲ肇ムルコト宏遠二徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ」とぼかしてあるが、そういうほんとうの初めというものは、人類発生の初めもはっきりいたしませんように、ほんとうに古い国はそうはっきりしないのが当りまえで、それじゃみんなうそかというと、国民感情の集まりで、世論と同じで、いかにも大衆というものはむとんちゃくのように見えるけれども、かえってそのむとんちゃくの中に真理を発見して、その帰一点が紀元節となり、しかも日本が発展するにつれ、対外関係ができるにつれて日本国の存在を非常にはっきり認識した。それが紀元節となって現われた。またさっき和歌森先生は個人の誕生日でも非常に軽く思われるように言っておりましたが、やはり哲学が発達してきて人生観を持つようになってくると、自分の存在をはっきり見出したいという気持がそこに出てくる。ただ科学的ということだけでいうならば、自分の生まれ日でも戸籍と非常に違っておるのがございます。自分の生まれ日でも戸籍簿とほんとうに生まれた日と非常に違った者があります。かようにして国の古い生まれ日がそう科学的にはっきりとわかるなんということは皮相の見解である。ものの見方が違っているのであります。肇国の精神というものは日本だけしか持ち得ない。森先生の御意見もありましたが、外国にない、まず発見し得ない歴史を持っている。それが日本が非常に強くてこうしてきたもとだと思います。日本の特異性というものは肇国の精神を持ち得ているというところにあると思いますが、この点について小野先生の御意見を伺います。

発言情報

speech_id: 102604914X00119570508_017

発言者: 眞崎勝次

speaker_id: 1398

日付: 1957-05-08

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会公聴会