眞崎勝次の発言 (内閣委員会公聴会)

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○眞崎委員 次に和歌森先生にお伺いいたしますが、文献と口碑、言い伝えということについてどう考えておられるか。私は浅薄であるけれども、高楠順次郎博士から相当教えを受けたのですが、かえって文献よりも言い伝えの方が誤まりが少いと言っておられましたが、現に私が調べた文献でも、最近のものでも、いろいろなアクシデントに対する文献で、ほんとうのものはほとんどない。それから義太夫みたいなもので、ずっと見たところでも、たとえば一の谷の三段目を見てみると、壇浦の戦いを見ると、明治の始まるころまでは、敵とみなすは安徳天皇と言うたものです。それからだんだん敵とみなすは御若君と言って、次にはとってしまった。それからロシヤが千島に反攻してきましたときでも、実際反対のことを全部書いてあるのです。最近はまた日露戦争、日清戦争に対しても全く歪曲をして、世人を誤まらしめるようなことを書いて伝えておるのであります。口碑ということも、言い伝えということも、そう軽く見るべきものじゃないと思いますが、御意見はいかがでしょう。

発言情報

speech_id: 102604914X00119570508_022

発言者: 眞崎勝次

speaker_id: 1398

日付: 1957-05-08

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会公聴会