野原覺の発言 (文教委員会)
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○野原委員 新聞によりますと、二十五日の永田隊長の電報が書かれておるのでございますが、宗谷が自力で脱出する公算はきわめて少い。このように報道をされましてから、全国民ひとしく心配の念を濃くいたしておるのであります。従って私どもとしては、海上保安庁なり統合本部におきまして、万全の救援対策が講ぜられておるとは思いますけれども、二、三その救援対策について遺憾の点があるのではないか、こういう気もいたしますので、私は率直にお尋ねをいたしたいと思うのであります。
ただいま島居長官も申しましたように、宗谷を救援するにはこれは三つの方法しかない。私どもしろうとから考えてもその通りであります。宗谷自体がこの密氷群を切り抜けてみずからの力で脱出することができるかということが一つ、もう一つは、海鷹丸に観測隊員を移して宗谷は越冬する、その場合に宗谷の越冬が可能であるかどうかという問題が一つ、第三の問題は、外国の砕氷船に依頼をして、外国の砕氷船の力を借りてこれを救助しなければならぬという、この三つになるのではないかと思うのであります。ところが、第一のみずからの力で脱出することができるかということは、永田隊長の電報、あるいは海上保安庁におきましても、統合本部におきましても、これはきわめて悲観すべき状態にある。それならば、第二の海鷹丸に隊員を移して宗谷が越冬する、これもまた実はきわめて心配にたえないものがある。最も安全なる方法は、外国の砕氷船に依頼をして、外国の砕氷船の力で宗谷を脱出させなければならぬ、こういうことになろうかと思うのでございまするが、そのような結論に到達をしておるのかどうか、再度お尋ねをいたします。