野原覺の発言 (文教委員会)
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○野原委員 あなたが非常な御努力をされていることは私ども知っております。これは当然のこととはいいながら、特に文部省内における統合本部にしても、海上保安庁にしても、皆さんの非常に心配をされていることは知っている。私はそれをとやかく言おうとは思わぬのです。いろいろ今後も起ることであるから、万全の対策、つまり手抜かりがあるのではないか、このことに対して反省をしてもらいたいということを私は言わんとするのです。御承知のように、国際地球観測年の連絡会議にソ連のアカデミー会員のベロウソフ博士が参っております。この方はこの話を聞いて、ソ連は日本政府から要請があればすぐにでも責任を持って本国へ手配をいたしますぞということを言っておる。グレイシャー号に依頼するのもよろしい、オビ号に依頼するのもよろしい、外国船舶というものは、あなたがおっしゃる通り、海難救助の問題では決して差別をつけるものではない。私どもとしてはそこに何だかしらん割り切れないものを感ずる。オビ号がすぐ近くにいるのに、現地にまかせるということで、それがそのままにほったらかしにされて、そうしてグレイシャー号に依頼する。そのグレイシャー号は三月十三日でなければどんなに全速力を出しても現地には届かないという。グレイシャー号には威力があるでしょう。しかしまたオビ号にも威力があるのでありますから、こういう場合には公平に依頼をするのが至当ではなかったか。二十四日あるいはグレイシャー号に依頼をされた直後にでも松本船長にその旨の電報を打って、オビ号に対して正式に依頼をする、こういう方法をとることが妥当ではなかったかとあなたはお思いになりませんか。二十六日の午前にオビ号に依頼したのは万全の対策であるとあなたはそれでもおっしゃいますか。もっと早くオビ号にも依頼すべきではなかったかと私は思うが、海上保安庁はそうお考えになっていらっしゃいませんか、お尋ねいたします。