小平忠の発言 (予算委員会)
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○小平(忠)委員 これは確かに関宮海峡がもし完全に沿海州側と樺太側が接続されて、埋立が完成したという場合におきましては、私は北洋から日本海に参ります寒流が、こういうことによって魚族の変化は当然だと思う。これは気象上にも大きな変更がありましょうし、現に戦後北海道沿岸のニシンというものがだんだんとれなくなって、北へ北へと進んでいる状態あるいは鮭鱒の問題にいたしましても、これは非常に変りつつある。こういうことから私は、日ソの関係も御承知のようなきわめてよき段階に進みつつあるのでありますから、的確な調査をされまして、もし間宮海峡がもう完全に埋め立てられておるということならば、それによってすみやかに海流あるいは気象その他の問題に関しましても対策を講ずべきである。こう考えますので、一つ善処方を願いたいと思うのであります。
次にお伺いをいたしたいのは岸さんは外交の基調として自主独立外交を、特に施政演説の中にも、所信表明の中にも表明されたわけであります。これは岸さん流に自主独立外交というものを進めていくという場合に、アメリカに対しましても、ソ連に対しましても同一の考え方でいこうとなさるのであるか。それは違うんだ、従来の保守党としては、サンフランシスコ条約を契機に、明確に自由主義陣営、自由主義国家群に参加しているのであるから、共産主義国家群に対しましてはこれは別だという、一つの基本的な考え方のもとに自主独立の外交を進めていくというのでありますか。それはきはめて重要な点だと思うのであります。この予算委員会におきましても、日中の国交回復、あるいは東南アジアの貿易の振興、こういった問題等を今後推進していく場合にきわめて量要な問題だろうと思うのでありまして、この点に関するあなたの所信のほどを承わっておきたいと思うのであります。