岸信介の発言 (予算委員会)
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○岸国務大臣 先ほどもお答え申し上げましたように、日本のこれから進むべき道というものは、一つは立国の根本であるさっき申しました民主国家の完成にございますし、また国際的には今日まで結んでおり、また有効であるところの幾多の国際条約というものを尊重していくというのが当然である。またそうしなければならぬ。自主独立ということは、決して今までの関係が日本に望ましくないから、すべて国際関係、国際条約というものを無視して、そうしてこれは自主独立だという考え方ではなくして、日本としてはあくまでも日本のイニシアチブ、日本の考えで日本の進んでいく道を決定するのは日本みずからが決定するという考え方のもとに、すべての国際諸国との交際をしていくということに結局なると思うのです。従って今自由主義国との間におけるところのいろんな条約においても、また日本自身が自主独立だといっても、私はかねて申し上げているように、中立主義をとるものではなくして、日本はあくまで自由主義の立場を堅持して、自由主義国として民主政治を完成するということを考えておりますから、それらの同じような体制にあり、同じような気持で世界平和を考えている国々との間に協力関係が一そう強化されていくということは、私は当然であると、かように考えております。