小平忠の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○小平(忠)委員 実際の整備、機能等についての問題は、これは新聞に出ておりまする使用に耐え得るのは四機であるというのが正しいのか、あなたのおっしゃいまする三十機のうち今実際に使っておるのは十六機というのが正しいのかということは、これはどちらを判断するかといえば、あなたのここで言明された十六機が正しいということになる。ただし、その十六機が正しいと見ましても、実際に供与を受けているうちの半分です。この実態というものは、いかに自衛隊が輸送用に使うにいたしましても、不完全なものであるということがここで証明できるのです。事故が起きてからあわてて調査をする、機能を調べる、整備をする、これではおそいのです。最近自衛隊のいろいろな問題が起きまして、綱紀の紊乱、粛正ということをよくいわれますけれども、特に自衛隊というものは、そういう面において、少くともとうとい人命を犠牲にするようなことは断じて許さるべき問題でないと思う。
それから、あなたは天候状態についていろいろ御説明されまして、現地に調査させにやっておるということでありますが、詳しいことはもちろん精密な調査を待たなければ判断できないでしょうけれども、今朝の新聞にもこう出ているのです。視界がゼロで着陸を指示している。こんなばかな話はない。この内要によりますと、「事故機はレーダーによって滑走路が見えるところまで確実に導かれており、計器やエンジンは墜落する寸前まで順調だった。ところが同基地の着陸誘導レーダーは飛行機が東側から着陸するときだけ使えるもので、西側から着陸する飛行機は目測にたよるほかはないという不備なものであった。事故機が西側から着陸しようとしたとき、着陸コースに大きい雲があり、強いにわか雨が降っていて視界がゼロだった。それにもかかわらずコントローラー(飛行場の航空管制官)は着陸してもよいとの指示していた。」これが事実であるとするならば、これは重大なる問題です。民間航空におきましても、特に戦後国内線、国際線で日航機あるいはローカル線がどんどんやっています。事故が起きてから驚いてこういうことについてやったのではいけないのであって、事前にこういう処置というものは十分に整備しなければならないのと同時に、特にレーダーにつきましては、慎重に、どんなことがあっても——特に雨が降っているというような場合においては、これは航空上注意しなければならぬ場合なんですから、絶対これは弛緩があると私は思うが、この点についてあなたはどう処理されるか。あわせて私は岸総理大臣に伺いたいが、もく星号があのような事故を起しましてからもう数年たっております。特に最近民間航空が御承知のように飛躍的な前進を遂げまして、さらに国際線の回数も多くなり、国内線の回数も多くなるという現状において、これは運輸大臣にも大いに関係するところでありますが、事故が起きてからあわてたのではいけないので、十分に注意をし、厳密なる計画と方針を立てておく必要があると思いますが、総理大臣いかがでございましょうか。