土田國太郎の発言 (大蔵委員会)

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○土田國太郎君 銀行局長にお伺いしたいと思います。今の金利政策について先にお伺いいたします。私が申し上げるまでもなく、御承知だろうと思いますが、コール市場が五銭だ五銭二厘だという高利率で、しかもそれが一流銀行が取っておるというようなこの変態状況、こういうようなことはちょっと知らぬ人が見まするというと、経済恐慌でも起きているのではないかというようなふうに外国あたりでは心配されるところもあるであろうし、またわれわれ日本人といたしましても、非常な変態なる、五銭何厘というようなコール・ローンに対しては不安の念がある、今御説明を伺いますと、日本の経済界内部については何ら不安はない、ただ国際収支に難点があるという結論のように銀行局長の御説明があったのですが、それにしてはいかにもコール・ローンが、五銭といえば一割八分何厘につく有利ですがね、こういうような高利が白昼公然として行われて、これが経済の指標であるという市場のコール・ローンとしてははなはだ解せないのでありまするが、こういうような高いコール・ローンがどこか世界市場にまだあるのかどうか、またこれらのように暴騰いたしました原因は那辺にあるか、先ほどあなたは来月にでもなりましたならば銀行で三銭ぐらいまでには持っていく考えだとおっしゃったことはけっこうですが、ずいぶん四銭、五銭というのは長期間にわたって行われておって、政府はこれに手をつけなかったということは、私は非常にその点について不満を感じておる。特に地方銀行は日銀の世話にならない銀行はだいぶあります、有力銀行で。こういう銀行は地方の中小企業に貸し出しするよりもコール市場へ放出した方が非常な利益になるということで、従来の貸し出しを引き締めてしまって、これはもう政府が引き締めろということであるからというようなふうに便乗もできる立場にあるのでありまするが、そういうことをしてまでもコール市場へ放出して金もうけをしているという銀行もあるように私は承わっておるのであります。また事実私は見ておりまするが、そういうことを政府はなぜ早く手をつけなかったかということと、今のこの原因は何であるかということと、世界市場にこういうようなばかげたことがあるのかどうかという、この三点について銀行局長にお伺いいたしたいと存じます。

発言情報

speech_id: 102614629X00119570628_006

発言者: 土田國太郎

speaker_id: 1245

日付: 1957-06-28

院: 参議院

会議名: 大蔵委員会