土田國太郎の発言 (大蔵委員会)
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○土田國太郎君 先ほどあなたの方の貯蓄奨励の説明についてですね。私は結局貯蓄奨励は、これは鳴りもの入りでただどんがどんがやっても、だれも貯蓄いたしません。実質的に金利を引き上げていただかなければ、これはだれも預金したがらない。ほかの有利な方に投資するということは当然であるのでありまして、今の現状からいって、特に貯蓄奨励が一番の最大急務だと思っております。政府もそうお思いになっておるから先ほどの御説明があったのでありまするが、先ほどの御説明によると、六カ月ものが五厘の引き上げ、三カ月ものが三厘の引き上げ、こういう説明で、一年ものについては今のところないようでありまするが、当然これは長期債に比較いたしましてきめらるべきものであるか、全然これはもう一年ものは租税待遇上優遇を受けているのだから、必要がないというお考えで、これに手をつけないのであるか。もし長期債の方をどの程度上げるか、私まだ聞いておりませんが、長期債の方についての利上げも相当に私は上げなければ、長期債の応募者がないと思うのです。先月あたりです、五月か、今六月にかけて、各一流の事業債も売り出しになっておるのだが、非常に評判が悪いのですが、どの程度売れ残っておりまするか、そのパーセンテージを伺いたいということと、今中しました大事な、しかも長期の安定性ある預金について、一年という長期のものに対して手をつけないということは、私は貯蓄奨励の趣旨に非常に違反しているんじゃないかということに考えるのですが、これをもって金利政策は終りであるという、さっきの局長の御説明は、私は実はふに落ちないのでありまするので、長期債と見合って相当に私は引き上げなければ貯蓄奨励にならんと思いますし、長期債もこれは貯蓄なんでありますから、それから巷間伝えるところによりますと、一厘上げるぐらいだろうということも確か新聞なんかに書かれておるようでありますが、一厘ぐらいの、長期債の引き上げをしたって、だれも、よほどの金があり余っている人なら別でありますが、普通の人ならここで七分三厘五毛ですか、その程度で一厘上げてもらっても、何ぼでもきくものではないのですから、その点の意味合いというものも、大蔵省でしっかりかかってもらわなければ、貯蓄奨励でなく、貯蓄退歩に陥る心配があると思いますが、それらに対する、一年もの、長期債の金利に対するお考えをもう一ぺん伺いたいと思いますが。