大矢正の発言 (大蔵委員会)
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○大矢正君 先ほど来申し上げておりますように開発に要する資金が少ないために、公庫としても、十分な開発に対する協力をする意味で、有効適切な金の使用、貸付をはかるということが、当委員会において答弁をされておるのであります。ところで、二十五日に、その法案が通ったのは午後であります。午後の、しかも最終段階にきて、法案が通るかどうかという最終段階にきて、観光事業に対する資金の貸付は当面すべきではないという大臣の答弁があったにもかかわらず、その翌日、直ちに大蔵大臣が、貸付対象の中には入るのだという新聞記者発表を行うということは、あまりにも当委員会における私どもの質問を冒涜をしているのではないかという気がしてならないし、悪くいえば、作為的に、その法律を通すために、知らぬふりをして、そうではありませんと答えておいて、直ちに次の日には引っくり返すという見え透いた、そういう何といいますか、謀略的な意図があったのではないか、というようにも、私、実は感ずるのであります。しかも、それは単に事務当局の職員がそういう答弁をしたのじゃなくて、副総理ともいわれるべき石井国務大臣がそういう答弁をしているにかかわらず、直ちに翌日、それを否定するような内容が発表されるというのは、どうも私は解せない。かりに当委員会において発言された以降において閑談を持たれたとすれば、これはまた別問題かもわかりませんけれども、おそらく私は、開発公庫法が当委員会において通って、しかもその翌日、わずか時間にしてもほんの、何といいますか、何時間という時間の中で、閣議が一ぺんにそういう決定をして、それを大蔵大臣の名において新聞記者に発表するなどということは考えられない。そうすると、前々からそういうことが、すでに閣議の決定か、暗黙の了解事項かあったにもかかわらず、当日の委員会においては、石井国務大臣はそういうものを否定するような言葉を言っている結果になってくるわけでありまして、こういう点で私はまことに遺憾とするのでありまして、もしも大蔵大臣の今言われたことが事実であり、完全に閣議の決定をされておったとすれば、あるいは閣議の決定をされたとすれば、それはおそらく大蔵委員会において北海道東北開発公庫が通過する以前だと思うので、そういう点では、大蔵大臣の責任を追及するわけではありませんが、石井国務大臣に対して、わずかな問題ではありますけれども、国会議員の私どもの審議権を無視するような、私どもの質問を謀略的に回避するようなそういう態度については、私はぜひともこれは責任を追及しなければいかぬ、かように考えるのでありますが、大蔵大臣はいかようにお考えになりますか。