栗山良夫の発言 (大蔵委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○栗山良夫君 まあ、われわれも、こういうことについては、大蔵省のようなベテランばかり集まって毎日研究しておられるところと違いまして、そういう意味では私どもはなはだしろうとの部類に属するのだろうと思いますから、よくわからない。従ってわからないままに何らかの判断をいたしたいと思って、数字を示していただきたいということを申し上げたのであります。その方をなるべく一つ早くお願いしたいと思います。
 それから今度は貿易の関係ですが、これは私が申し上げるのはいかがかと思いますけれども、すでに予算の審議のときに、今度のこの一千億拡大政策を実行していく上において、インフレーションになりはしないかという議論がだいぶありました。で、私も、物の裏づけがなかったならば必ずインフレになる。これだけの膨大な予算を組んだのだからインフレになる。物の裏づけというものは確保する自信がありますかということをお尋ねをしたのでありますが、そのときには輸入でやると、しかし輸入は一時のストックがあるが、すぐ輸出で取り返すことができる、こういうお話でありました。で、われわれはそういうことを伺って見守っておったのでありますが、最近の動きを見てみますと、どうも輸入の方はますます幅を広めておるようであります。たとえば四月分の外国貿易の通関実績が発表になっておりますが、これを見ますと、輸入は四億三千万、前月比で三千九百八十万ドルもふえております。輸出の方は二億二千万ドル余でありまして、前月比で四千九百万ドルほど減であります。差し引き入超が二億八百万、前月比で八千九百万ほど入超がふえておる。で、ことしの三月の輸入が戦後の最高記録で、三億九千万ドルほどになっておりますが、この輸入が一こうに衰えていない。その趨勢は衰えていない。それから入超額もことしの一月一億五千九百万ドルが終戦後の最高だそうでありますが、この入超額も依然として衰えていない。こういう情勢でありますから、このままでいけば国際収支のバランスというものはますます悪化をしていくということになろうかと思いますが、こういうことについてどういう見通しを持っておるか。できれば、信用状の開設されておる、あるいはこれから開設されるであろうという、先ほどの設備投資と同じでありますが、月別の見通しのようなもの、これはぜひ私は伺いたいと思うのです、輸出入につきまして。この点はいかがでございましょうか。

発言情報

speech_id: 102614629X04019570517_049

発言者: 栗山良夫

speaker_id: 24197

日付: 1957-05-17

院: 参議院

会議名: 大蔵委員会