秋山俊一郎の発言 (農林水産委員会)

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○秋山俊一郎君 ようやく一歩くらい進んだような感じがいたしますけれども、一昨年の七月でありますから、もう二年になるわけです。その間、当委員会でもしばしば質問もし、また督促といいますか、鞭撻もしてきたわけでありますが、今の御報告によりますと、向うも大体従来のようなひどい、突っ張りはせぬ。しかしながら、みずからの非は認めていない。ただ気の毒だという考え方では、これは外務省当局と同様に、われわれも納得がいかないのでありますが、この見舞金であるとかあるいは補償問題というとで、またもみあっておって、いつまでこれがかかるか、このまままた、今までの経過からしますというと、まことに心もとない話でありまして、先般の委員会においてアジア局長からお話もありましたように、これはどうも、いつまでもぐずぐずするようであれば、特にこちらから人を派遣してでも解決するというお話があったのですが、今日の段階においてそういったようなお気持はありませんか。今のような、ただ文書で行ったり来たりしておったら、またどれだけかかるかわからない。局長も、いろいろお話を聞きますと、いつまでもとどまっておられないようなお話もありますし、これを手がけておる方が当っていただきませんと、また問題は新しくなりまして、さらに延びる気がするが、この際思い切って、外務省からどなたか行ってもらったらどうですか。この間倭島公使が帰られたときに、なぜ倭島公使が交渉されなかったかということをお尋ねしましたところが、倭島公使は賠償問題に限られておって、一般問題に触れることはできないのだという、われわれはちょっとおかしい感じがしたのですが、御答弁がありました。また、そういうことで、実際上この問題にタッチしていなかったならば、これはまたやむを得ませんが、いずれにしましても、金額等について、あるいは事は小さいようでありますけれども、問題がわれわれとしては人道上の問題から発しておるのであって、当然感謝をもって迎えられるべきものが、罰をもって迎えられたということについては、非常な私は不満と憤激を感ずるわけです。一面から申しますと、日本の国威にも関する問題であると私は考える。従いまして、その問題の大小にかかわらず、重大視してもらわなければならぬと思いますが、この際一つ思い切って外務省から人を派して、この問題を早急に解決していただく御意図はございませんか。

発言情報

speech_id: 102615007X00319570608_026

発言者: 秋山俊一郎

speaker_id: 12144

日付: 1957-06-08

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会