済田平寿の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(済田平寿君) 私が済田でございます。本問題につきまして、皆様に一言反対の理由を簡単に御説明申し上げたいと思うのでございます。
本問題のこの漁場は、内湾と申しまして、結局川崎から横須賀の境までと、こういう水域でありまして、沿岸水域の一部分でありまして、ここには、漁場の広さも持っておる関係上、五組合が入漁しておるのでございます。それで直接の関連性は、今申し上げました通り、五組合の相当数の家庭がこれに入漁して、冬季のノリ採取をしておると、いま一つの半面には、浅海アサリ養殖の漁場であると。これも何十万坪かの漁場でございます。これに依存して一年の生計を立てておる組合もございます。直接関係といたしましては、以上のような理由で反対するものでございます。
また間接には、われわれが皆様に御説明するまでもないと存じますが、大体漁業というものは、ほかの農地と違いまして、一つ所を強制収用されますと、非常に広範囲にわたって影響を及ぼすということなんでありまして、その内容は皆さんも御承知と存じますが、漁類の繁殖場所はごく浅海で、繁殖保護というような状態でございまして、相当の範囲の百何十万坪かの沿岸がつぶれますと、これに及ぼす影響は川崎から横須賀の境の方まで影響するというのが大きな理由でございます。
そういう理由でございまして、内湾連合会といたしますと、この十一組合がこの問題については再三協議いたしまして、この問題をどういうふうに考えていこうかと協議をいたしましておりますが、影響は非常に大きいので、どうしてもまあ地元の意向、三組合の意向は十分尊重するが、地元の意向ばかりでなく、自主的に各組合ともこの問題には側面から、いろいろな理由で損害をこうむるのだから、反対していこうという現段階でございます。いろいろわれわれといたしましても、市の発展——一市民であれば、市の発展ということも全然考慮に入れていないわけではございませんが、しかし、われわれ漁業者の代表といたしますれば、いかにして漁場を守り、漁業を永続させるかということにわれわれ責任を感じておりますので、本問題は、ぜひ賢明な皆様の御判断によりまして、この問題を一つ処理していただきたい、こういうふうに考えるものでございます。
はなはだ簡単でございますが、どうかよろしくお願いいたします。