千田正の発言 (農林水産委員会)

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○千田正君 これは大臣と論ずべき問題でしょうが、各国の農民の移民状態を、もちろん農林省は御調査なすっておると思います。日本は世界各国のうちで一番移民をしなければならない国の情勢なんですね。にもかかわらず、農民の移住に対しての農林省の関心はこれくらいの予算面にしか現われてこないということは、まことに私は遺憾だと思うのです。ドイツをごらんなさい。イタリアをごらんなさい。向うの農林省や労働省が主体となって、そうして現地調査をして、そのためには相当の予算をとって、そうして自分らの国民が、やがて外国へ移住するだけの準備を十分整えて、外務省のように、もうハイヤーに乗って、カクテル・パーティだけやっていては、移民はできませんよ。アマゾンの奥なり、チリーの奥に入って、そうしてある場合には猛獣毒蛇の間を駆け回って、果して日本の国民が永住の地として入れるかどうか、これは外務省の役人ではなくて、本当に農林省の役人のあなたが真剣になって日本国民の移民というものを考えた場合には、こんな予算ではとてもお話にならぬじゃありませんか。これはむしろ大臣と論争すべき問題だと思いますけれども、官房長はおそらくこういう問題については考えていない。一応私は要望しておきます。

発言情報

speech_id: 102615007X01019571009_027

発言者: 千田正

speaker_id: 27068

日付: 1957-10-09

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会