千田正の発言 (農林水産委員会)

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○千田正君 関連して。今、東委員の御質問に対してお答えになっておりますが、十五万五千戸のうちの大半は、戦後外地から引き揚げてきた人たち、その当時は増産対策という銘は打っておるけれども、実際においてはそうした引揚者の、あるいは無縁故引揚者の人たちの社会保障的な、生活保護的な意味を加味して、北海道及び東北六県、その他の府県に配分してやらせたというようなことでありますが、当時、私も引揚者の対象問題で、国会におきましてもその問題については、厚生省並びに農林省から相談を受けた立場で、よくわかっておりますが、増産対策という銘は打っておるけれども、実際は引揚者の定住をさせて生活を安定させるというのが、最初の目的であった。しかし今日に至りましては、あなた方の企図しておりますところの、たとえば機械開墾その他において、北海道並びに東北の干拓等に、将来入れるところの新規入植者に、政府が考えておるところの資金、その他の融資を、相当多額に注ぎ込んでやろうとしておる。ところが、すでに、今、東君が言ったように、今までやっておった人たちが辛うじて、今日食うや食わずで、しかも冷害のあるたびに、農林省なりあるいは政府なりに拝み倒さなければ、自分たちの生活も安定できない。これが現状であって、そこのアンバランスが、現在の十五万五千戸の開拓者の諸君が非常な不安と焦慮をもって、今日苦労している。これに対して抜本的な政策をやらないというと、おそらく農林省の開拓行政というものは片ちんばになるものと私は考えるが、こうした人たちに対してもっと積極的な政策を考える必要があると思いますが、新入植者と既入植者との間のバランスをどういうふうにして調整してゆくか、農林大臣の御方針を承わっておきたい。

発言情報

speech_id: 102615007X01519570312_082

発言者: 千田正

speaker_id: 27068

日付: 1957-03-12

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会