千田正の発言 (予算委員会)

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○千田正君 今の問題は、時間もありませんから、私はあまり追及しませんけれども、大体けさの電報を見ましても、世界市場におけるところのこのスエズ運河を中心とした航行運賃というものは、もうすでに最大限にきて、むしろ下降しておるという発表をしておるのであります。それから今お話のありました業者を十分に取り締る、ところが実際は、私どもが研究した結果から見ますというと、元売り業者が四〇%ももうけておる。そうしてそれを取り扱うところのディーラーその他末端に至るまで、そう大してもうけていない、むしろ元売り業者の方が四〇%ももうけておって、その間に介在するところの中小企業者、あるいは末端の購入するところの農業、漁業のそうした人たち、あるいはトラック、あるいは自動車その他の関係の人たちは、非常にその影響をこうむっておる。これはよほど厳重にあなたの方から行政的な十分な監督をしなければ、勝手に元売り業者が上げていくという、相当の強いあの人たちは団結がありますから、通産大臣はよほど腹を締めてかかっていただきたい、こう思うのであります。
 もう一つ、これは通産大臣でありませんが、最後にお尋ねしますが、これは総理大臣並びに……防衛庁長官はきょうお見えになっておりませんが、どなたか防衛庁からお見えになっておると思いますが、先般、一昨日、東京新聞に「自衛隊の犯罪」という見出しのもとに大きく報ぜられております。それによるというと、自衛隊六十人に一人ぐらい犯罪を出しておる。三十一年の一月から三十一年の十二月までに、海上自衛隊が、犯罪発生数が八百七十九件、検挙者の数が七百二十二件、送検者数が四百七十件、陸上自衛隊は七百件、送検者数が二百六十六件、航空自衛隊が二百七十三件、検挙数が百九十九件、送検者数が六十八件、こういうふうに見るというと、六十人に一人、ないし航空自衛隊は六十五人に一人という勘定になる犯罪者が起きておる。しかも犯罪の内容を見まするというと、盗みをやる、詐欺をやる、横領である、傷害、賄路と、内容を見ますると、窃盗が三百三十件、詐欺が百五十七件、横領九十三件、傷害暴行が六十五件、賄路は六十二件と、こういうような、まことに破廉恥罪を犯したり、あるいは自衛隊員としてあるまじき行動が六十人に一人というように発生しておる。総理が先般来、みずから日本の国を守るためには自衛隊が必要だと常に説かれておる。また防衛庁長官以下われわれの隊員は、いずれも国を守るためには国民の師表と仰がれるだけの規律と節度をもって国民のためにやっているのだということを、大きなことを言いますけれども、現実においてはこのような犯罪が起きている。犯罪人の巣くつといってもあえて過言ではないほどの、六十人に一人の犯罪に対して、総理大臣及び、きょうは防衛庁長官がいないで政務次官が来ておりますが、どういうような取締りで、今後これに対してどういうような措置をやるか、そういうことについてはっきりした御方針を示していただきたい。

発言情報

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発言者: 千田正

speaker_id: 27068

日付: 1957-03-20

院: 参議院

会議名: 予算委員会