栗山良夫の発言 (予算委員会)
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○栗山良夫君 私がお尋ねしているのは、昭和二十七年に作られた五カ年計画でも、三十一年にはこれは余裕度はほとんど出なかったと思うのです。需給バランス一ぱいだったと思うのです。従って二十七年度に作られた計画でずっといけば、三十一年度には一応電力過不足なしというところになったのです。ところがあの当時は朝鮮ブームがあり、二十八年にはもっと景気がよくなるということで、二十八年には五百十二万キロにこれはふやされたのです。ところがその次が肝心で、朝鮮事変が一応終末を告げてずっとデフレの状態になってきましたから、先ほど水田さんがおっしゃったように電力というものはそう簡単にできるものではない。長期計画でしなければできない。それをしなかったからこういうポケットがきたのだとおっしゃっておるのに、その政府が二十九年度にはがたんとまた計画を減らしているのです、四百五十九万キロに。そしてこれでまた三十年度には六百万キロにふやす。三十一年度には八百四十万キロにふやす。こういうでこぼこの、計画あってなきがごとき状態で進めておられるから電力というものはちっとも安定しない。こういうことになるわけなんです。従って私は過去の過ぎ去ったことを追及するわけではありませんけれども、とにもかくにも五カ年計画という名前をつけ、電源開発促進法というようなこの麗々しい法律を作って、開発会社も置き、電源開発審議会などという、総理大臣が会長をやるような権威ある機関を作っておいて、こういう毎年変更するような五カ年計画というのはこれは一体計画ですか。私はこういうところに根本的な電力不足が出てきておる原因があると思うのですが、この点は両大臣一つ率直にこれもお認めになれませんか。私はこの点を岸総理大臣に、もうとくとお聞きしたかったのです。