千田正の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○千田正君 本日私は日米加ソ連に関係しますところの条約の批准が、内閣ですでに決定されて国会に要請されている点がありますので、それをお尋ねするために、外務、大蔵、農林の三大臣御一緒のときでなければお尋ねできませんので、私はとりあえずきょうは防衛庁長官にだけお尋ねしたいと思います。
防衛庁長官にお尋ねするのは、先般あなたが御欠席になっておられたので、政務次官がかわって御答弁なさいましたが、それは防衛隊員の犯罪の問題であります。新聞紙に伝うるところによれば六十人に一人、あるいは六十五人に一人という自衛隊員の犯罪が発表されておりますが、これに対して私はその発生の原因並びに将来これをいかに取り締るかということについて、直属長官でありますところのあなたからお伺いしたいと思っておるのであります。ところが、先般高橋政務次官のお答えによりまするというと、自衛隊は青年からなっておるので、一般の国民に比較すると多少犯罪者の率が上回るのはやむを得ないようなお答えであったのであります。ところが、われわれから考えますというと、自衛隊並びにこの防衛庁に対する国民の血税によって予算は編成され、そのもとに自衛隊の諸君が、伝うるところによれば一人前大体百万円くらいかかる、このように衣食住一応の整備を整えて選ばれた自衛隊として現存しておるのにかかわらず、このような犯罪を起すということはわれわれは解せない、むしろ国民が自衛隊員によって起されるところの犯罪を、逆にわれわれは守るために必死にならなければならないということを考えると、まことにりつ然たるものがあるのであります。
そこで、このたび長官が新しく自衛隊の最高の責任者といたしまして就任されたのでありまするから、このような国民から信頼されなければならないところの自衛隊の諸君の規律、あるいはその信頼にこたえるところの精神がなければならないのにかかわらず、かような事態を起すということは、まことに遺憾なきわみでありますので、長官からあなたの今後の方針、並びに何がゆえにかような犯罪が起されるのか、その原因を一応お調べになっておると思いますので、ここでお答えを願って、今後の方針についての所信のほどを承わりたいと思っておるのであります。