岸信介の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(岸信介君) これは今私がお答え申し上げましたように、向う側はそれを固執する一つの理由として、昨年五月にイシコフ、河野両相の間にそういう話し合いがあったということを根拠にいたしておるのであります。しかしその問題につきましては、すでに河野前農相が国会において答弁をいたしておりますように、また私どもが聞いておるところによりますというと、そういうはっきりした問題ではないのみならず、それにはソ連側の陸上における制限というものが付帯しておる問題でありますし、また一応の話としてそういう話が出ておりますが、あくまで本年度の漁獲高の問題は、漁業委員会においてきめることに条約上はっきりなっておるのでありますから、その問題が私どもは支障になっているという考えではなくて、ロシア側がそういう一つの主張に縁由しておるというのが実情でございまして、その点についてはすでにその問題に関する見方なり考え方が彼我両国の間に違っておるということを、私どももはっきりいたして参っておるわけでございまして、そういう問題でありまして、今度の交渉の支障になったかならぬかというふうな問題に関しましては、おのずからいろいろな見方もありましょうけれども、今申したようなソ連側がそういうことを主張する。八万トン、十万トンの線を固執する理由として彼らはあげておる。しかしその問題に関するわが方の解釈なりその当時の事情なり各般のところから申しまして、彼らが主張するところはこれは理由がないと、こういうふうに考えておるわけであります。

発言情報

speech_id: 102615261X01719570326_008

発言者: 岸信介

speaker_id: 6788

日付: 1957-03-26

院: 参議院

会議名: 予算委員会