山田節男の発言 (予算委員会)
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○山田節男君 国際連合ができたということは、要するに国際連盟では世界平和の維持ができなかったというところに、私は国際連合が生れた理由があると思うのであります。ところが、御承知のように、今日の国際連合におきましては、米ソの二大陣営の対立ということになっておる。ことに、現在の国連の規約によりまするというと、安全保障理事会、これは一番中心的な何と申しますか、執行機関のようなものでございますけれども、この中にはいわゆる五大強国の一致の原則というものがございまして、すなわち拒否権を発動し得るということがある。これは国連がわれわれの期待したほどの平和というものを、確実に維持し得るかどうかということを疑わしめる一つの欠点であると思う。たとえば、昨年の十一月の初めに、ハンガリアにおける例の暴動が起きた。ソ連が出兵いたしました。あるいはスエズ運河に関して英仏が出兵し、イスラエルもこれを出兵いたしまして、例のガザ地域、シナイ半島、アカバ湾、あの問題につきましても、なかなか国連としては迅速にしかも効果的に処理できない。こういうようなことからいたしまして、国際連合もこれはもう一つ飛躍させなければいかぬということで、これは岸外相が御存じかどうか、おそらく御存じと思いまするけれども、日本の国会におきましても——世界政府建設のための国家委員会というものが四十三カ国にございます。日本の衆参両院におきましても八十四名の会員がある。これは来たる十月の第十二総会、国連の総会までに国連の憲章の改正、これは国際連合をもっと強くしよう。具体的に申しまするならば、今日の国連総会を一つのパーラメントにしよう、議会にしよう。理事会は安保理事会、信託統治理事会というのがございます。あるいは経済社会理事会、これをエグゼキュテイヴ——執行機関、換言いたしますると、一つの内閣のようなもの、執行機関にしよう、こういうことが今やほうはいとして世界各国に起っておる。憲章改正のための準備会議というものを八月に開く。その結果を十月の第十二総会に報告すべしということになっておりますが、日本も加盟早々でありますが、国連の憲章の改正という問題を、あなたは日本政府として、どういう点を修正すべきかということに対して具体的な御研究なりあるいは研究の結果どういう点は改正すべきか、修正すべきか、日本政府としてのそういう考えを具体化したものをお持ちかどうか承わりたいと思います。