岸信介の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(岸信介君) もちろん世界各国の外交史をひもといてみますというと、おのおのの国がやったことについて後世の史家がこれを批判するようなことは、どこの国にも私はあると思うのです。従って、アメリカの外交政策、アメリカの世界政策というものが無上なものであり、無欠点なものであり、これが唯一最高のものであるというような考え方をすべきものではないことは言うを待ちません。今御指摘になりましたように、われわれは、われわれの国の独立の完成、自主独立の立場からものを考え、特にこのアジアにおきましては、われわれは特別にわれわれの考え方というものを、自主的な考えというものを持って、そうして日米の協力も将来考えていかなければならないことは言うを待たないのでありまして、今、中田委員の言われましたように、これは決してアメリカの外交方針というものをもう無批判にこれに追随していくということが日米協力の考え方ではなくして、あくまでも自主的な立場からわれわれがものを考えていく、そうして日米の間におけるこの協調というものを作ることが望ましい日米の協力関係である、かように考えます。

発言情報

speech_id: 102615261X02119570424_015

発言者: 岸信介

speaker_id: 6788

日付: 1957-04-24

院: 参議院

会議名: 予算委員会