岸信介の発言 (予算委員会)

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○岸国務大臣 東南アジア開発基金の構想につきましては、その実現に至る上におきまして相当な時日も要するし、なお研究の余地もある問題である。しかし何時に、東南アジア自体が経済開発を必要とするその緊急性にかんがみまして、この構想が実現するまで置いておくという性質のものでもなかろうと思うのであります。従って個個具体的に、あるいは二国間において特定のプロジェクトを中心にして借款の問題等が起こってくることも予想しなければならぬ。現にネール首相と私との会談のうちにおきましても、インドの開発についてある程度の円借款をある形式において与える用意がわれわれはある、インドの方においてもそれをぜひ実現してもらいたいという希望をいれてそういう共同声明になっておりますように、従って東南アジアの開発を進めていく上において、河野君のアメリカにおいて提案をいたしましたような、二国間の円借款の方法によって緊急の要求に応じていくということも、私は東南アジア開発基金の構想が実現する途上においてそういうやり方も適当である、こう考えるのでありまして、別に私が提案しておるものと両立しないという性質のものではない、かように思っております。

発言情報

speech_id: 102705261X00219571105_005

発言者: 岸信介

speaker_id: 6788

日付: 1957-11-05

院: 衆議院

会議名: 予算委員会